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【16-17 NBA観戦記録 キャブスvsジャズ】

NBA観戦記録です。

5年ぶりのプレイオフ出場を目指すユタ・ジャズ vs バックトゥバックを目指す王者クリーブランド・キャバリアーズの戦いです。ストック&マローン時代のジャズをリアルタイムで見ていない僕にとっては、ジャズを強豪チームと感じたことは無かったのですが、今日の試合を見てジャズには未来があると感じました。
まず、試合の感想を一言。面白い試合でした!

キャブスはジャズのホームで7連敗中

そうなんです。両チームはイースト、ウェストでカンファレンスをまたいでいるため、シーズンにお互いのホームで1試合づつ、合計2試合しか戦いません。そうすると、キャブスは7年間、ジャズのホームで勝てていないことになります。キャブスがジャズとファイナルで戦うほとんどないといっていいかと思いますが、王者にとって苦手な相手は作りたくないもの。
逆にジャズは、自信をつけるためにも王者には勝ちたい!こういう背景があったからか、試合は白熱したものになりました。

新戦力の確認

目立った移籍選手を整理します。まずはジャズでは

ナイス補強だと思います。
ジョージ・ヒルは短い時期でしたが、イーストでは最大のライバルとなったペイサーズポイントガードを務めたベテラン。ウェストブルックやリラードのように、自らポイントを取りに行くタイプのポイントガードではなく、あくまで試合コントロールに長けたポイントガード。今のジャズにフィットしてますし、実際この試合でもナイス活躍でした。
変わって、ジョー・ジョンソン、ボリス・ディアウは未だチームにはフィットしていないようです。特にディアウのスパーズ時代の輝きをジャズでも示せれば、さらにジャズは強くなると思います。

続いてキャブスは

  • カイル・コーバー(from ホークス)

ちなみにコーバーはシーズン途中でのトレードで、この試合がキャブスデビュー戦でした。チーム練習もなしのまま合流したこともあり、目立った活躍はなく、むしろボールを失う場面だけが印象に残りました。
しかし、ケガで離脱しているJRスミスの穴を埋める、JRスミスが戻ってからも彼の3Pはキャブスにとっては大きな武器になるので、チームにフィットするのは時間の問題かと。コーバーは、デビュー時代(デビューはシクサーズ

から知っている選手なので、頑張ってほしいです。

ジャズは第2のスパーズになれるのか

実際の試合内容は、終始ジャズのペースでした。まず印象だったのは、リークでも失点No1を誇るディフェンス力!キャブスの選手に対して、手が出る、手が出る。そして、ディフェンスからのファストブレイクで、特に前半は王者キャブスを圧倒してました。
ジョージ・ヒルのクロスオーバーからのダンク、ヘイワードの3ポイント、ダンク、アリウープダンク、フェイバーズのポストアップ、ゴベアのブロック、リバウンドと、ジャズ選手のハイライトでしたね。

第3Q序盤ではキャブスが一気にギアをあげて、一時逆転もするのですが、そこはジャズのヘイワードが連続得点で押し戻しました。ただ、ヘイワード個人というより、チームでヘイワードにボールを持たそうという考えが見えました。チームバスケットが徹底されていましたね。
また、目立ったのがジャズのピック&ロール。しつこいぐらいにかけて、ディフェンスのズレを作り、ノーマークの選手にシュートを打たせていました。たとえシュートが外れても、ゴベアがインサイドにいるのでリバウンドも取れますし。

変わってキャブスは、レブロンアービングの個人力頼みで、他の選手の足が止まるという場面が目につきました。これは、ヒートがスパーズに完敗した3年前のファイナルを彷彿とさせます。
ここから考えると、キャブスは

  • インサイドが弱い(これは、ずーと前から指摘されていること)
  • 劣勢になれば、レブロン、またはアービング頼みになる

ということが、挙げられるのではないかと僕は考えました。

ジャズは試合の最初から最後まで、チームの決め事をキチッと守り切ったことで勝利を手にしたんだと思います。試合終盤のコントロール(特にジョージ・ヒル!)は、本当にお見事!!
この試合を見る限り、ジャズの理想形はスパーズなんじゃないかと思いました。たしかにこの試合でも、チームのエースであるヘイワードが最多得点でしたが、チーム全体で攻める姿勢は最後まで崩れることはありませんでした。こういうチームの試合は、見ていて本当に楽しいです。

ユタ・ジャズ、全くのノーマークでしたが、これから応援していきたいと思います。