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【海外ドラマ感想】「Homelnad シーズン1-2 トラウマ」

 こんにちわ。上上下下太郎です。
Homeland シーズン1-2 トラウマの感想です。

アルカイダから奇跡の生還を果たしたニコラス・ブロディ軍曹。しかし、CIA諜報員であるキャリー・マディソンだけが、ブロディ軍曹に疑惑の眼差しを向ける。
前回は、キャリーの闇が垣間見えましたが、今回はブロディ軍曹の葛藤が描かれています。また、人はいつ、どんな時に自分の救いに出会えるのかわかりません。

あらすじ

アルカイダから帰国し、アメリカ全土がブロディ軍曹に注目する中、当の本人は家に閉じこもる生活を送っていた。軍はブロディを再入隊させ、広告塔に仕立てあげたいが、ブロディはそれを拒否。
そんな中、キャリーの元へ情報提供者から重大な情報が入る。アルカイダの最高指導者、アブ・ナジールがファリド皇太子に会いに来たという目撃情報だ。アブ・ナジールが動いたことと、ブロディの帰国との関連を指摘するキャリーだが。。

感想(※ネタバレ含みます)

見た率直な感想・・・☆☆☆(普通に面白い)

今作では、ゲスト(と言ってしまっていいのかわかりませんが)が2名出演しています。

まず1人目は、「ベター・コール・ソウル」でジミー(ソウル・グッドマン)の兄役を演じているマイケル・マッキーン(チャック・マッギル)が、ソウルに弱みを握られている判事役として出演しています。

ベター・コール・ソウルでは弁護士役を、Homalandでは判事役ということで、偶然だとは思いますが法廷つながりになっています(笑)。

そしてもう1人は、スーパーガールでおなじみのメリッサ・ブノア

眩しすぎるくらい綺麗な人ですが、このHomelandではすごい役を演じています。出演時間は短いですが、それでもあの役を演じた彼女は素晴らしいです。後のスーパーガールでの活躍も納得な女優さんです。

 

さて、今作の見どころはブロディの「決意」です。
冒頭ではブロディは、部屋に閉じこもり、記者たちに全く会おうとしません。ソウルが指摘していましたが、「テロリストとしてアメリカに帰国したなら、戦争の英雄として記者たちの前に積極的に出るはず」だと。
しかしキャリーは、「テロリストといっても人間。家族を前にして、決意が揺らいでいる」と反論します。

この2人のやり取りは、ブロディの心境そのものです。ブロディは悩み、苦しみますが、最後には戦争の英雄”ごっこ”を始めるため、記者たちの前に立ったところで今作が終わります。

僕はブロディが、テロリストとして生きることを再決意した点は以下だと考えています。

  1. 親友のマイクがブロディに、軍に再入隊することを迫ったこと
  2. 上とも関連しますが、マイクが自分の家族と親密すぎていること
  3. 人には戦わなければならないときがあるから

1と2に関しては、ブロディがマイクに嫉妬していることは明らかです。家に帰ると何故かマイクが居て、子供たちは自分よりもマイクになついている。息子のクリスが、「マイクおじさん」と呼ぶことも納得がいっていない様子。
そして、妻のジェシカも軍の再入隊を遠回しに迫ったことも、ブロディを傷つけたのではないでしょうか。

3に関しては、象徴的なシーンがあります。ブロディがクリスに「人には戦わなければならないときがある」と教えるシーンです。これは、自分自身がテロリストとして戦うことを決意した瞬間ではないかと僕は考えています。
クリスに話しかけていますが、実は自分自身に言い聞かせているように見えます。

そして最後に、ブロディがイスラム教に出会った場面が回想で描かれています。まさに、光(救い)を見つけた瞬間でした。このシーン、まさに必見です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。