当ブログで繰り返し触れているように、近年の海外ドラマの充実ぶりは凄まじい。一昔前は、映画>ドラマという力関係は確かに存在した。しかし、マシュー・マコノヒー、マッツ・ミケルセン、ケビン・スペイシーなどのハリウッド俳優が連続ドラマの主役を務めるなど、ドラマの価値がハッキリとした形で変化した。
この背景として、近年の海外ドラマのクオリティの高さにあることは間違いない。
- Breaking Bad
- Homeland
- True Detective
上記にあげた作品は、時間をつぶすためだけに見る消費物ではなく、観た人の心に深く刻まれる作品である。
まだ観たことが無いのであれば、ぜひとも観てほしい。
しかし、すべての海外ドラマが上記作品のようなクオリティーに達しているわけではない。上記作品はエミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされるが、特に1話完結物の作品はこういった賞レースとは無縁といえる。
では、1話完結物の作品は面白くないのか?もちろん、答えはノー。1話完結物の海外ドラマも、とても面白い。
前置きが長くなってしまったが、1話完結物としておすすめの作品が「Hawaii Five-0」だ。
Hawaiiを舞台にした刑事もので、Five-0という特殊チームが毎回何かしらの事件を解決するという、とてもシンプルな内容だ。しかし、これが面白い。
マクギャレットとダニーの車内での掛け合い、美人なコノ、優しさが前面に出ているチンというように、毎話同じような展開になるのだが、その同じような展開を求めてしまう。どこか安心感があり、肩の力を抜いて見ることができ、最後は清々しい気持ちになれる。
もちろん、すべての1話完結物からこのような印象を受けるわけではない。ただ、Hawaii Five-0などのように、長寿命のドラマにはこういった安心感がある。
エミー賞で何部門も受賞するような作品ではないが、我々の生活を豊かにしてくれる作品であることは間違いない。
まさに自分の経験なのだが、仕事の関係で連日遅い時間で帰宅する日々が続いたとき、すぐに寝なければいけないのだが、このまま寝てしまうと仕事だけに1日で終わってしまう。けど、Hawaii Five-0を1話だけ見て寝れば、1日の最後に仕事を忘れることができた。
ということで、Hawaii Five-0は現在Dlifeで見ることができる。ぜひとも、この安定した面白さに触れてほしい。