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JOJO第5部のアニメが始まったが、昔を思い出してみるとJOJOは決して一般受けしていなかったよな。

JOJO第5部のアニメ、ついに始まりましたね。JOJOの中でもぶっちぎりで5部が好きなので、これからは毎週金曜日が楽しみで仕方がない。

jojo-animation.com

自分みたいに、JOJOのアニメ開始を今か今かと待ちわびていた人は非常に多いと思う。JOJOの個展が開かれたら、テレビでもバンバン特集されたりと、近年はまさにJOJOブーム。いや、ブームというと一過性に聞こえるが、もはや一過性ではなくなってきている。

JOJO、本当に人気だなーと思うのだが、いやちょっと待てよと。

自分は今、32歳。JOJOを最初に読んだのが、小学5~6年生だったと思う。当時の仲の良かったクラスメイトから、「JOJOって知ってる?」と聞かれたのが始まりだ。
自分は週刊少年ジャンプを買ってまでは読んでなかったが、立ち読みなのでたまに読んだことがあり、「いつもジャンプの後ろの方に掲載されている気持ちの悪い絵」というのがJOJOに対するイメージだった。こういう人、かなり多かった気がする。
そのクラスメイトは、周りの友達にもJOJOを知っているか聞いていたが、「絵が受け付けないから、読んだことない」という返事がほとんどだった。今じゃJOJO立ちなんて言われているが、小学生にとっては「気持ちが悪い」以外の何物でもなかったと思う。

自分も全くJOJOに興味がなかったのが、そのクラスメイトが「全巻貸すから、読んでみて。絶対、読めば面白いから」ということで、無理やり全巻借りさせられた。借りたんなら読むかということで、1部から読み始めるのだが、正直1部、2部には何も感じる物がなかった。だが、3部の承太郎が出てきたあたりから、キャラクター達の生きざまに惹かれるようになってきた。
そして4部のトニオ登場回あたりから画風が変わってきて、例の「気持ちの悪い絵」が出てくるのだが、不思議と1部から読んでいると、すっと受け入れられる。いやむしろ、最高にかっこいいし、洗練されている。何も違和感ない。
4部の最終決戦である、吉良吉影との対決にはものすごく心を熱くした。

と、JOJOに対する偏見が全くなくなったあたりで、第5部と出会う。第5部で強く印象に残っているのが、戦いの決着が非常に論理化されているということ。当時のバトルマンガは、強さのインフレが進んでいた。ピンチに追い込まれると、主人公覚醒→敵に勝つという流れしか記憶にない。
が、JOJOは違った。それぞれの能力、周りの環境があってこその勝利。また、論理+キャラクター達の覚悟や決意が加わり、能力系バトルマンガの神髄を見せられた気がした。ブチャラティvsプロシュート戦は、生涯忘れられない。

プロシュートの「ぶっ〇すと心の中で思ったなら、その時すでに行動は終わっているんだ」

ブチャラティの「覚悟はいいか?俺はできている」

アニメで、この2人の対決が待ち遠しくて仕方がない。
若干話が脱線してしまったが、第5部に至るころには、JOJOにドハマりしていた。だがしかし、JOJO好きはそのクラスメイトと、自分の2人だけだった。例のごとく、そのクラスメイトは周りの友人にもJOJOを貸そうとしていたのだが、周りの友人たちは断固拒否。結局、小学校を卒業するまでにJOJO好きは2人のままだった。

というくらい、JOJOを好きという人は少なかった。それから20年くらいたち、JOJOのイメージは大きく変わった。むしろ、明らかに少年ジャンプを読んでなさそうな人たちにもJOJOが認知されているのが凄い。
本当に面白いものは、周りの評価がどうあれ、いつかは認められるってことですね。