転職を繰り返したサラリーマンの多趣味ブログ

30才未経験でSEに転職した人の多趣味ブログ

Vite+TypeScriptでのReactプロジェクト作成手順

最近、Reactの勉強を行っています。
このブログでは、学んだことを随時まとめていこうと思います。
今回は「Reactの新しいプロジェクトをVite+TypeScriptで始める方法」について紹介します。


1. React新規プロジェクトをVite+TypeScriptで作成するコマンド

まず、下記コマンドをターミナルで実行します。

npm create vite@latest my-react-app -- --template react-ts
  • my-react-app は好きなプロジェクト名でOK

  • --template react-ts で「React + TypeScript」構成になる

続けて、以下のコマンドも実行します。

cd my-react-app
npm install
npm run dev

これらのコマンドはターミナルにも表示されるので安心ですね。

npm run devコマンドを実行するとターミナルに開発サーバーのURL(http://localhost:5173)が表示されます。

このURLをブラウザで開くと、Reactアプリが立ち上がります。
初期画面はこんな感じです。

Reactプロジェクトの作成は、とても簡単です。


2. npmとnpxの違い

ここでよく登場する「npm」や「npx」についても整理しておきます。

npmとは

  • Node.jsのパッケージ管理ツール。プロジェクトに必要なライブラリのインストールなどを担当。

  • 例:npm install react

npxとは

  • npmパッケージを一時的に実行するツール

  • インストールされていないパッケージでも自動的に探して、ローカルに一時的にインストールし実行。


3. npm createとnpx createの違い・使い分け

  • npm create は npm v6以降で使える新しい標準コマンド

  • npx create-xxx とほぼ同じ働きだが、npm createが今後の主流

  • npmのバージョンは npm -v で確認できる。6以上ならOK

調べると、上記のような違いがあるようです。

npm公式ドキュメントでもnpm createを推奨しているので、npm createコマンドを使用しておけば間違いなさそうです。
※npm createはnpm initのエイリアスとして動作

docs.npmjs.com


4. Viteって何?

  • Vite(ヴィート)は「超高速な開発サーバー&ビルドツール」

  • React/Vue/SvelteなどのモダンなWeb開発で、今もっともよく使われている

  • create-react-appwebpackよりもシンプル&高速

とてもいいなと思ったのは、開発サーバーがとにかく速いこと!ソースを修正すると、ブラウザに即反映されます。
最初に紹介した3つのコマンドで、即座にReactアプリが立ち上がるのは本当に便利です。

npm create vite@latest my-react-app -- --template react-ts
npm install
npm run dev

5. npm installの意味

npm createの実行直後は、まだパッケージはダウンロードされていません。
npm createは、package.jsonや初期ファイル一式を自動生成するだけです。
npm installコマンドを実行することで、package.jsonの内容に従い必要なパッケージが「node_modules」フォルダにインストールされるとのことです。


6. まとめ

Vite + TypeScriptを使ったReactプロジェクトの作成は、コマンド数も少なくスピーディーでとてもおすすめです。

npmやnpxの違い、npm installの役割も押さえておくと、今後の開発がスムーズになりそうです。