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【海外ドラマ】1話完結物と連続物の対比

前回、1話完結物の面白い海外ドラマとして、Hawaii Five-0を紹介した。

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海外ドラマの歴史を語れるほど視聴歴が長いわけではないが、自分が見てきた範囲で海外ドラマの歴史を少しだけ振り替えってみたいと思う。
私が意識して海外ドラマを見るようになったのは、「24」、「プリズン・ブレイク」、「LOST」だろう。これら作品がレンタルビデオ店に置かれるようになってから、「週末は海外ドラマを一気見する」などが生まれたように思う。
これら作品に共通するのが、「連続物」であること。1シーズンで1つの事件が解決する、シーズンをまたがってストーリーを展開するなどの違いはあるものの、基本的にはシーズン1の1話から順番に見なければ話が繋がらない。
また、各話の終わりは続きが気になる終わり方をしているものが多く、そのまま次へ次へと続きを見てしまう。まさに、依存状態に陥る。

この作りの欠点として、シーズンが進むごとに面白さが半減するどころか、面白さが失われてしまうことがあるというもの。私は上記作品の中でも、プリズン・ブレイクに非常に熱中していた。

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シーズン1のストーリーは本当に練りこまれていて、テンポよく展開していく。様々な困難に遭遇するが、そこには妥当性があり、理論的に困難を打破していく主人公マイケルに心酔していた。
だがしかし、シーズン2、3へと続くうちに、上記の面白さが徐々に失われていき、シーズン2後半の失速ぶりはまさしく目も当てられなかった。連続物のドラマとしてはありがちな「引き伸ばし」が作品を破壊していく様を見ることができた。やはり作品は、終わらせるタイミングで終わらせるに限る。
この引き伸ばしは、LOSTにも顕著に見ることができ、プリズン・ブレイク、LOSTのシーズン1を見たことがある人は多いと思うが、最後まで見た人は少ないと思う。

これら作品が失速してきた時期に、台頭してきた作品が1話完結物のドラマだ。代表作としては、BONES、クローザー、少し時期はズレるがメンタリスト、NUMBERS、バーン・ノーティスなどを挙げたい。
1話完結物のいい点は、シーズンが進もうが面白さが失われにくいところ。もちろん作品によっては、シーズン初期の方が面白いということがあるが、大崩れはしない。また、きっちり1話で話が完結するが、面白いから続きが見たいという、連続物とは別の中毒性もある。
だが、1話完結物にはマンネリという危険性も潜んでいる。いつもと同じ展開を心地よく感じるか、マンネリと感じるかは作品次第、また視聴者次第というところもある。そのため、1話完結物の作品も、人によって非常に好みが分かれる。
私が面白いと思う1話完結物の海外ドラマは、また別の機会に紹介したい。