はじめて、お題スロットなるものを使ってみました。
そのお題である「もう一度見たいドラマ」は、True Detectiveシーズン1です。
正確に言うと、記憶を消してもう一度見たいドラマです。
あらすじ
2012年、ルイジアナ州警察殺人課の二人の刑事ラスト・コール(マシュー・マコノヒー)とマーティン・ハート(ウディ・ハレルソン)が、1995年のドーラという女性の殺人事件に関し呼び出される。二人はマーティンの妻マギーを巡る口論のため、17年間互いに音信不通であった。ハリケーン・リタで書類が失われたため、二人は過去の捜査や警察官としての人生の記憶を呼び起こすよう求められる。犯人が他にも殺人を犯して来た証拠が浮かび上がる。
では、以下感想です。
シーズン1できれいに完結
True Detectiveは海外ドラマですが、他の海外ドラマとは異なりシーズン1で完全に完結します。シーズン2もありますが、全く別の設定、別のキャストというように、シーズン1とは何も関係のない全く別のお話です。
そのため、話数が多すぎて、見る前に心折られる問題は起こりません。8話できれいに完結します。
豪華すぎる俳優陣
そして、ジャケットを見てお気づきかと思いますが、本作はマシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンのW主演です。どちらも映画を中心に活躍されている俳優で、特にマシュー・マコノヒーは2013年にダラス・バイヤーズクラブでアカデミー賞主演男優賞に輝き、本作はその翌年に出演しています。
ドラマから映画のステップアップは珍しくありませんが、映画俳優がドラマに出演するのは非常に異例なこと。それは、本作の完成度の高さを証明することでもあります。
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マシュー・マコノヒーの怪演
本作は、1995年と2012年を行き来する形で話が進みます。上記画像のマシューは1995年verで、2012年verが以下です。
全くの別人ですよね。見た目だけではなく、マシュー演じるラスト・コール刑事がミステリアス過ぎて、彼の言動から一切目を離せません。
果てしない闇を描きつつ、すべてを見終わったあとに感じる後味の良さ
本作はドーラ・ラングという女性が殺害された事件を中心に描かれますが、そこに黒魔術という要素が加わり、人間の闇の部分が強く推しだされています。
こういう類のものは、見終わったあとに後味が悪くなるものもありますが、本作は心が透き通るような後味の良さがあります。この後味の良さは、最後の最後のシーンがあるからなのですが、それを言ってしまうとネタバレになるので、ぜひご自分の目で確かめてください。
まとめ
本作は、「ドラマ」という利点を生かし、2時間と言う時間的制約がある映画では描き切れない登場人物たちの心の変化を繊細に表現した、ドラマ史に残る大傑作です。もし、まだ本作を見たことがないならそれはとてもラッキーです。だって、こんな大傑作をまっさらな状態で見れるんですから!
という思いから、僕が「もう一度(記憶を消して)見たいドラマ」はTrue Detectiveシーズン1です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。