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エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE_海外ドラマの王者は、映画になっても面白い

※多少、ネタバレありです。

Breaking Badの後日談が、NETFLIXで映画になって公開された。

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Breaking Badとは、2008年から始まったアメリカのテレビドラマシリーズで、シーズン5で完璧なラストを迎えた。
いわゆる海外ドラマというジャンルだが、海外ドラマの主流といえば、1話完結物だった。例をあげると、「クリミナル・マインド」、「ボーンズ」などだ。もちろん、これらドラマは素晴らしいのだが、一つ大きな欠点があった。
それは、人気が出ると「長期化」することだ。これは、どんなドラマも駄作に貶める、最悪な流れだと思う。

だが、Breaking Badはなんの蛇足もなく、シーズン5で完璧な終わりを迎えた。だが、完璧すぎて、この「エルカミーノ」でBreaking Badが映画化されると聞いて、拒絶反応を起こした人もいるかもしれない。
しかし、自分は傑作に違いないと信じていた。それは、スピンオフにあたる「ベター・コール・ソウル」を見ているからだ。

ソフトシェル ベター・コール・ソウル SEASON 1 BOX [DVD]

「スピンオフは成功しない」と勝手な法則を持っていた自分だが、このベターコールソウルにいたっては例外だった。Breaking Badのクオリティーを保ったまま、圧倒的に面白い。このベターコールソウルで、エルカミーノに関しても見る前から「絶対に面白いはずだ」と確信していた。

エルカミーノは、限られた人だけが見ることを許された傑作だ

少し前置きが長くなったが、結論を先に。

エルカミーノはおもしろいのか?」と人に聞かれたら、自分はこう答える。

あなたは、Breaking Badをシーズンファイナルまですべて見ましたか?
すべて見たなら大丈夫です。安心して見てください。傑作です。

エルカミーノは、Breaking Badの後日談だ。しかも、Breaking Bad本編で語られていない過去の話や、Breaking Badの登場人物が出てくる。そのため、Breaking Badの内容が頭に入ってないと、色々楽しめない。
Breaking Badを見たことがなく、いきなりこのエルカミーノから見ると、ストーリーは意味不明だろう。だからこそ、「エルカミーノは、ファンムービーだ」と言われているが、少なくとも自分は「いや、これが見たかった」と言いたい。

また、全体的に非常に暗い。ジェシーはトッドたちに監禁されていたトラウマに苦しめられ、心に更なる傷をおってしまっている。そもそもが、見る人を選ぶ映画だ。
だが、そこはBreaking Badクオリティ。終始暗いままではなく、時にポップに、テンポよく進むため、没頭して見れてしまう。

そして、やはり本作を傑作たらしめているのが、主演のアーロン・ポールの存在が大きい。Breaking Badのシーズン1のジェシーとは完全に別人で、色々なことが自分に起きたからこその変化を、完璧に演じきっている。Breaking Bad後半の情緒不安定な状態が、さらに悪化しつつも、人としての凄みが感じられるのが、エルカミーノジェシー・ピンクマンだ。

ただ、少しダメ?というか、気になったことが一つ。
エルカミーノでは、過去のシーンがたびたび登場する。Breaking Badでは語られていないシーンだ。例でいうと、ジェシーが監禁されているとき、実はトッドとこんなことが起こっていたみたいなシーンが多く出てきた。
それらエピソードはどれも最高だが、そこに出てくるトッドが当時と違って、かなり太っている。(Breaking Bad当時のトッドは細身だった)
過去の話のはずなのに、トッドは年齢からくる体重の変化なのか、見た目がかなり違っていた。これは、他のシーンでも度々見られ、その度に気になってしまった。
Breaking Badの終了から6年近くたっているからこれは仕方がないのだが。。

と、最後は少しだけ気になる点をあげたが、エルカミーノはまさに傑作です。面白いドラマは、映画になっても面白い。激しくおすすめです。

【海外ドラマ】HOMELAND シーズン6の感想レビュー / 初期3部作の輝きを彷彿とさせる、これぞHOMELANDクオリティー

HOMELAND シーズン6で輝きを取り戻す

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出展元:Homeland (2011-)

HOMELANDは、海外ドラマの中で一番好きなドラマだ。シーズン1からシーズン3の最終話である「Star」までは、まさに完璧といえる。
シーズン4からは、これまでと変わって各シーズン毎に完結する構成に変更となった。シーズン4の舞台はパキスタン、シーズン5の舞台はベルリンと、場所も年(シーズン5はシーズン4から2年後)も変わり、各エピソードに直接的な繋がりはない。
見やすくなった半面、物語の厚みは減った。個人的には、シーズン5は面白くなかった。
がしかし、シーズン6は面白い。
シーズン6は、舞台はベルリンからニューヨークに移り、シーズン5と直接的な繋がりはない。HOMELANDの見どころといえる、キャリーの不安定さも少なくなりつつある。
ではどうして面白いかというと、ピーター・クインが抜群の存在感を発揮しているからだ。

シーズン6の主役はピーター・クイン

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出展元:Homeland (2011-)

シーズン5で昏睡状態だったクインは、シーズン6では目覚めている。だが、シーズン5でクインから情報を引き出そうと、無理やり昏睡から目覚めさせようとしたため、大きさ障害を抱えてしまっていた。
左半身に麻痺があり、言葉がでてこない、怒りやすく、非常に不安定な人物に変わってしまっている。風貌も、目と頬は大きくくぼみ、明らかに異質な雰囲気を醸し出している。シーズン5までの、腕利きの暗殺者といった面影は一切ない。
これまでクインと言えば、不安定なキャリーを支える頼れる男だった。どんな任務も完璧にこなし、理不尽なキャリーに対しても優しく接する。だからこそ、「あの何でもできた頼れる兄貴分が、こうも変わるのか」という衝撃がある。そんなクインも今の現実を受け入れ、何とか変わろうと葛藤する様までシーズン6では描かれている。
シーズン6は、ピーター・クインの物語だと私は思っている。

新しく登場したエリザベス・キーンも大注目

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出展元:Homeland (2011-)

 シーズン6から新たに登場した、エリザベス・キーン次期大統領。アメリカ史上初の女性大統領だ。息子は兵士で、戦士している。
このキーン次期大統領を演じるは、エリザベス・マーヴェル。House Of Cardsにも出演経験がある彼女だが、強い女性が本当によく似合う(ちなみに、House Of Cardsでは大統領候補役)。強い眼光、自身にあふれた歩き方、その全てがたくましく感じる。
しかし、キーン次期大統領は、兵士だった息子が戦士していることが大きなキーになってくる。ただただ強い女性だけではなく、様々な困難がふりかかることで、キーン次期大統領の弱さ、悩み、心の移り変わりなどを目にすることができる。主要キャラクター達に全く負けない存在感で、物語をより一層面白くしている。

ちょっとしたサプライズキャスト

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出展元:Homeland (2011-)

 個人的にうれしかったのが、プリズン・ブレイクのティーバッグ役でおなじみのロバート・ネッパーが出演していること。そして日本語吹き替えは、プリズン・ブレイクから引き続き若本規夫氏だ。
出演シーンは決して多くはないが、ロバート・ネッパーが若本氏の声で、HOMELANDに出演しているだけで嬉しい。

 と、ここまで主に登場人物を中心に、HOMELANDシーズン6がいかに素晴らしいか書いてきた。本来なら、物語の背景についても書きたいところだが、何を書いてもネタバレに繋がりそうだ。
そして、本作は何の前情報もなく見ていただきたい。何の事件が起きて、キャリーは今回は何と戦うかも含めてだ。
第4話くらいまでは、まだ様子見といったところだが、第5話から物語が一気に加速する。しかし、第4話までの内容がしっかりと頭にないとついていけなくなる。要は、全話重要ということだ。

今後のHOMELAND

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出展元:Homeland (2011-)

 HOMELANDはシーズン8で完結することはすでに発表されている。シーズン7は日本でもすでに公開されており、ネタバレに気を付けながら情報を探っていると、シーズン6とシーズン7は直接的な繋がりはありそうだ。
個人的には、シーズン6、シーズン7、シーズン8と3部作形式をとってほしい。個人的にはシーズン6はとても好きだが、やはりHOMELANDで一番好きなシーズンは?と聞かれると、シーズン2、シーズン3だ。それほど、ブロディ3部作はすさまじかった。

ちなみに私はHOMELANDをDlifeで見ている。DlifeでHOMELANDシーズン7放送は、恐らく来年だろう。それまでシーズン6の余韻にしっかり浸りつつ、シーズン7の放送を心待ちにしたい。

【海外ドラマ】【一言レビュー】HOMELAND シーズン6-1 標的 /

Dlifeで始まったHOMELANDシーズン6。

dlife.disney.co.jp
数ある海外ドラマの中でも、格別に大好きな作品だ。ただし、HOMELANDはシーズン1~シーズン3まで、大きな1つの物語になっている。しかし、それ以降は各シーズン毎に完結する構成になっている。
あくまで好みだが、僕はシーズン4以降は若干面白さが落ちていると感じる。特にシーズン5は、HOMELANDにしては今一つだったと思う。
では、シーズン6はどうだろう。

一言レビュー

面白さ:★★☆☆☆

 シーズン6の舞台はニューヨーク。まだまだシーズン序盤なので、これからどういった物語に展開するかも分からない。けど、ピーター・クインの落ちっぷりがあまりに悲惨すぎる。これまでの凄腕暗殺者の姿とは一変、クインの弱さが全面に出ている。

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出展元:Homeland (2011-)

今シーズンでは、クインが中心になる。

【海外ドラマ】月9でSUITSのリメイク版が始まるが、ここで本家SUITSの素晴らしさを紹介したい

海外ドラマを見てる人は意外に少ない。
私が海外ドラマを見るようになってから、まず最初に感じた感想だ。24やプリズン・ブレイクが日本で流行った際、テレビやCMなどでは全国民が見てるかのように煽りまくっていた。そして実際に見てる人も周りに多かった。
しかし、海外ドラマのブームは過ぎ去り、今では「海外ドラマが好き」と明確な意思を持った人だけが、海外ドラマを見ている印象がある。

以上を踏まえたうえで、衝撃的なニュースが舞い込んできた。

www.cinematoday.jp

このSUITSのリメイクに対する個人的な感想は置いておいて(SUITSファンなら察することができると思うので。。)。前述の通り、海外ドラマを見ている人は少ない。ということは、本家SUITSを知らない人は、ここ日本で圧倒的多いことになる。もちろん、何事においても「絶対」などは無いが、本家SUITSは「素晴らしい」以外の何物でもない。予告を見たときから良作と感じていたが、いい意味で大きく裏切ってくれて、1話完結物の中ではトップクラスの面白さだ。

ということで、ここでは日本リメイクで「SUITS」の存在を知った人に向けて、本家SUITSの素晴らしさを紹介したい。

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出展元:Suits (2011-)

 本作は天才的な頭脳を持ったマイク・ロスが、とあることから大手弁護士事務所のアソシエイトの面接を受けることになる。この時の面接官がハーヴィー・スペクター。彼は、所属する弁護士事務所でのエースで、どんな問題をも解決するクローザーだ。ここで問題なのが、ハーヴィーが所属する弁護士事務所は、ハーバード大学卒しか入社を認められていないが、マイクの才能を見込んで、彼の経歴を偽って入社させる。

と、これまでが序盤のあらすじだ。ここでいうマイクの天才的な頭脳とは、「どんな事でも理解したら、すぐに覚えて、覚えたら絶対に忘れない」というもの。とくれば、マイクが天才的な頭脳を使って、序盤からバンバン活躍する物語かといえば全く違う。
天才的な頭脳を持っていたとしても、何の知識もない弁護士事務所をやっていけるわけはなく、失敗の連続。仕事に悩み、苦しむ様が描かれている。
マイクの上司であるハーヴィーは、まさに完璧な男。高級スーツを完璧に着こなし、仕事は完璧。俺様気質を随所に感じるものの、それすら魅力に感じてしまう誰もが憧れる存在だ。

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出展元:Suits (2011-)

 本作は(シーズンが進むにつれて変わってくるが)基本1話完結物だ。事務所に案件が舞い込み、ハーヴィーとマイクのコンビが解決する。
日本の弁護士ドラマでもよくある構成だが、日本のドラマと大きく違う点は弁護士の描写にあると思う。日本の弁護士ドラマでよく見るのは、かっちりしたスーツを着込んだ冷淡な印象で、金持ち悪党の味方についている弁護士か、お金は無く、くたびれた印象の正義を求める弁護士かどちらか二択だと感じる。

だが、SUITSに出てくる弁護士たちは、全員スタイリッシュで、会話もユニークに富んでいる。代表的なのが、ハーヴィーの映画のセリフの引用だ。


映画ネタ登場シーン:『トップガン』

このワンシーンだけでも、SUITSの魅力、ハーヴィーの魅力を感じ取ってもらえたのではないだろうか。
これは、ハーヴィー演じるガブリエル・マクトの魅力ももちろんあるが、吹替えを担当する桐本拓哉氏の貢献もかなり大きい。会話劇が魅力の本作なだけに、声の魅力は欠かせない。だからこそ本作は、吹替えで見ることを全力でお勧めする。

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出展元:Suits (2011-)

 ここで、会話の魅力の一端をご紹介したが、本作はハーヴィーの名言があらゆる場面にちりばめられている。
ここで一例を紹介すると、ハーヴィーが顧客の証券会社の現場責任者に、「この1年間で行った取引をすべて見たい」と申し出たところ、それは無理だと断られた。その責任者は、顧問弁護士のハーヴィーが自分たちを見下していると非難を始めたが、それに返したハーヴィーの言葉がこれだ。

私があなたより賢いと思っているかって?もちろん、思ってます。だからといって、喧嘩であなたに勝てないというわけではありません。一発殴って試してみます?やらないでしょうね。

引用元:Suits

 このセリフを桐本氏の声で言われるのだから、SUITSの中でも完璧なシーンの1つだ。

というように、思いつくままにSUITSの魅力を書きなぐったが、あくまでハーヴィーの魅力を紹介したにすぎない。他に、マイクやルイス、レイチェルといった外すことのできない主要キャストが、ごろごろいる。まずは、シーズン1の第4話まで見ていただければ、本作にハマってしまうだろう。
今ならSUITSはNetflixAmazon Primeで見ることができる。日本リメイクのニュースでSUITSの存在を知った方は、リメイク版が放送される前に本家SUITSを視聴することを激しくお勧めする。

【WEBサービス開発】海外ドラマの視聴履歴を残せるWEBサービスを作りたい

ここ1週間、仕事が忙しいプラス夏バテ気味で、開発もブログも完全にストップしてしまった。。
昨日はまる1日完全に休んでいたので、体力気力ともに回復!今日から、再開です。

で、ここ最近はWEBサービスを作ろうとしています。そこで、いちばんやさしいのPHPの教本を通読した。

www.uu1ch.com

で、この本に記載のあったサンプルコードを少しいじって、自分のWEBサービスを作ろうと思う。
自分の中で大事にしていることは、「何かを作ろうとしたとき、自分の出来る範囲のことに収める」ということ。

note.mu

そこで、現在作っているWEBサービスは、「いちばんやさしいPHPの教本」のサンプルコードを基に多少内容を変えている程度。ちなみに、現在の進捗は以下のような感じ。

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目指すゴールとしては、

  • 画面から上記内容を入力できる
  • 画面から入力したものを、DBに保存
  • 保存したものは、画面から参照できるようにする
  • 一度保存したものでも、後から編集できるようにする
  • 見た目をCSSで、少し綺麗にする

これら機能を実装すること。進捗は、随時ブログで報告します。

 

【海外ドラマ】NETFLIXオリジナルドラマ限定 オススメ海外ドラマ

NETFLIXオリジナルドラマ限定で、オススメ海外ドラマを紹介します。
NETFLIXオリジナルドラマに外れなし!

ザ・シューター

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出展元:Shooter (2016-)

 元海兵隊員で伝説のスナイパーだったボブリー・スワガーは、引退して現在は平和に暮らしていた。そこに、元上官よりアメリカ大統領暗殺計画が企てられていることを知らされる。ボブリーは暗殺計画を阻止すべく画策するも、暗殺計画は実行され、ボブリーが犯人に仕立て上げられてしまう。

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出展元:Shooter (2016-)

スナイパーを扱う作品として、映画・ドラマを含めた映像作品の中で歴代No1と言い切りたくなるくらい、素晴らしい作品。
シーズン1は、大統領暗殺の真犯人を探すというミステリー要素があるものの、本作の魅力は何といってもボブリーの描写の数々。狙撃ポイント、風、距離といった狙撃の際に重要となる下準備などを、より細かく、ただしスタイリッシュに魅せてくる。
また、ボブリーは様々な困難に見舞われるが、非常にロジカルな方法でそれらをクリアしていく。

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出展元:Shooter (2016-)

 ボブリー・スワガー演じるライアン・フィリップは日本で知名度は低いが、素晴らしい俳優である。また、吹替えを担当する加瀬康之氏の声との相性もバッチリで、完璧に伝説のスナイパーを表現してくれた。

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ベターコールソウル

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出展元:Better Call Saul (2015-)

 伝説的ドラマBreaking BadのスピンオフであるBetter Call Saul(ソウルに電話しよう)。本作は、ウォルターの弁護士であったソウル・グッドマンを主役とし、時系列としてBreaking Badの6年前までさかのぼる。
彼がいかにして、ソウル・グッドマンに成りえたか。その背景に迫る物語。

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出展元:Better Call Saul (2015-)

私の中で「 スピオンオフは大成しない」という持論があるが、本作には当てはまらなった。Breaking Badのクオリティそのままで、本作は描かれている。いわば、Breaking Badの前日譚だ。
主役はあくまでソウル・グッドマン(本名ジミー・マッギル)だが、Breaking Badで強烈な存在感を残したマイク・エルマントラウトも準主役級の扱いで出演している。

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出展元:Better Call Saul (2015-)

 ソウルだけでは、本作の成功は無かっただろう。それほど、マイクの存在感が強烈と言える。
また、Breaking Badで登場した人物として、車椅子の老人ヘクター、悪の帝王グスタボも本作に登場する。なお、本作でヘクターは普通に歩いて喋れており、彼がいかにして車椅子生活を送るハメになったか。また、グスタボとマイクとの出会いも描かれる。まさに、Breaking Badファンであれば視聴必須の作品だ。

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 Unsolved 未解決ファイルを開いて

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出展元:Unsolved (2018-)

 90年代に活躍した実在のラッパー、トゥパック・シャクールとビギー・スモールズの未可決殺人事件を描いた本作。未だ解決されない迷宮事件の捜査の行方を、2006年と1997年の2つの時系列を行き来しながら、混沌としていく様を描いている。

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出展元:Unsolved (2018-)

 実在したラッパー、2pacとノートリアス・B.I.Gを題材にしていることから、EMINEM主演の映画「8Mile」を想像する人もいるだろう。だが本作をカテゴライズするなら、「刑事物」だ。迷宮入り殺人事件を、刑事たちが自分たちの生活を壊しながらも、何とか解決しようともがく正統派刑事物である。
特に、上写真左のジミ・シンプソン演じるプール刑事の心が壊れていく様は必見と言える。

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出展元:Unsolved (2018-)

 ただ、あくまで物語の中心は2pacとノートリアス・B.I.Gである。友人同士だった2人がいかにして対立し、HIPHOPの東西抗争に巻き込まれたか、事実を基に描かれている。2人のことを知らなくても本作は楽しめるが、知っていた方が何倍も楽しめることは間違いない。

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マンハント

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出展元:Manhunt: Unabomber (2017-)

 爆弾魔としてアメリカ犯罪史に深く名を刻んでいるユナ・ボマーことセオドア・カジンスキー。17年間で16個もの爆弾を送り付け、各捜査機関を翻弄し続けたセオドア・カジンスキーがいかにして逮捕に至ったかを真実を基に克明に描いた物語。

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出展元:Manhunt: Unabomber (2017-)

 ユナ・ボマーという名前は耳にしたことはあっても、名前の由来まで知っている人は少ないだろう。当初の犯行では、大学と空港に爆弾を送り付けていたことから、「University」(大学)と「Airline」(空港)の頭文字を取り、「Unabomer」とFBIが名づけた。
このように、特に我々日本人にとってユナ・ボマーについての知識が少ない。しかし、本作を見終わるころには、セオドア・カジンスキーがいかにしてユナ・ボマーという爆弾魔に変貌したかを知る手がかりを掴めるはずだ。

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出展元:Manhunt: Unabomber (2017-)

 本作の魅力は、ユナ・ボマー事件を克明に描いている点(もちろん、一部脚色あり)。ユナ・ボマー逮捕のきっかけとなったのは、なんと「言語」。ユナ・ボマーがマスコミに送りつけたマニュフェストの論調から、セオドア・カジンスキーにたどり着く様は、これまでのサスペンスとは一線を画す緊張感だ。

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マインドハンター

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出展元:Mindhunter (2017-)

※後日追記予定

 



【海外ドラマ】Dlife限定。オススメ海外ドラマ ベスト5

Dlifeで放送されたことがあるドラマ限定で、オススメ海外ドラマを5本紹介します。

※ちなみにDlifeとは

Dlife(ディーライフ)は、ブロードキャスト・サテライト・ディズニー株式会社が運営するテレビチャンネルの一つである。

直接受信のほか、一部のケーブルテレビ[2]などに加入することで視聴できる[3]

キャッチコピーは「世界の番組まるごと無料放送」(2018年1月 - )。開局時には「あなたの毎日に、もうひとつの世界を」、その後は「わたしの心を動かす、ちょっと特別な日常」→「ディーライフ。ココで見ル、タダで見ル。」[4](2017年1月 - 12月)だった。

出展元:Dlife - Wikipedia

バーン・ノーティス 元スパイの逆襲

バーン・ノーティス 元スパイの逆襲 全6巻セット[レンタル落ち]

CIAのスパイとして働いていたマイケル・ウェスティンは、任務途中で突然解雇されてしまう。自身の解雇の原因を調査しつつ、様々な事件を解決するという1話完結物。

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出展元:Burn Notice (2007-2013)

本作は、マイケルが変装したり、身近な物を使って武器を作ったり、相手を騙す心理作戦ありと、まさにスパイ物のいいとこどり。だが、本作の舞台であるマイアミの暑さが伝わってくるような映像の粗さから、どこかB級映画を感じてしまう稀有な作品だ。

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出展元:Burn Notice (2007-2013)

 スパイ物は007に代表されるように、どうしても映画のイメージが強いが、私はスパイ物ならバーン・ノーティスをオススメしたい。

デスパレートな妻たち

デスパレートな妻たち ファイナル・シーズン [レンタル落ち] 全12巻セット [マーケットプレイスDVDセット商品]

ウィステリア通りに住む4人の主婦たちが、日常生活の些細な問題から、殺人事件に巻き込まれたりと基本コメディでありながら、サスペンスの要素を持ちえたカテゴライズが難しい作品。

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出展元:Desuparêto na tsuma tachi (2004-2012)

1話完結の体制を取りながら、1シーズン毎に軸となる物語がある。各シーズン毎にサスペンス要素があるが、シーズンを跨って謎が持ち越されることが無いため視聴しやすいことも特徴。

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出展元:Desuparêto na tsuma tachi (2004-2012)

 基本コメディのため、ストーリーが若干破綻している感があるが、なぜか各話の最後には温かい感動に包まれてしまう。コメディ、サスペンス、ハートフルが絶妙にミックスされた作品、それがデスパレートな妻たちだ。

クリミナル・マインド / FBI vs 異常犯罪

クリミナル・マインド シーズン1 Vol.1 [DVD]

FBIの行動分析課のプロファイラーたちが、様々な殺人事件を解決していく1話完結物。THE・海外ドラマと呼びたくなるような王道作品だ。

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画像出展元:Criminal Minds (2005-)

 シーズン初期のエピソードは、実在の殺人犯や事件を基にしたものが多く、1つの事件に説得力がある。また、それら事件をプロファイリング(犯罪の特徴や、犯人の行動を分析する捜査手法)で解決するのが本作の最大の特徴。

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出展元:Criminal Minds (2005-)

ただ、実在の事件を基にしているだけあって、設定として残酷なものもあるため視聴に若干注意は必要。
しかし、その点を除けば、すべての人にオススメできる王道作品だ。

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メンタリスト

THE MENTALIST/メンタリスト <シックス> 後半セット(2枚組/15~22話収録) [DVD]

カリフォルニア州捜査局のコンサルタントとして犯罪捜査に協力するパトリック・ジェーンが本作の主人公。ジェーンは、過去に連続殺人鬼レッド・ジョンに家族を殺されており、最終的な目標はレッド・ジョンへの復讐を達成することが本作のストーリーだ。

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出展元:The Mentalist (2008-2015)

 抜群の洞察力と心理戦で事件を解決していく、海外ドラマの王道作品だ。しかし、本作はレッド・ジョンという存在が、他作品との差別化を図っている。

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出展元:The Mentalist (2008-2015)

 自身の家族を殺した絶対的に憎むべき相手のはずが、ジェーンとレッド・ジョンはどこか似通った存在である。王道でありながらどこか哀しみを感じる物語、それがメンタリストだ。

HOMELAND

HOMELAND ホームランド シーズン2 [レンタル落ち] 全6巻セット [マーケットプレイス DVDセット商品]

 Dlifeの中だけでなく、すべての海外ドラマの中で1番好きな作品です。
CIA勤務のキャリー・マディソンが、アメリカ国内に潜入しているテロリストと戦う。アメリカ vs テロリストを描いた極上のスパイ作品だ。

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出展元:Homeland (2011-)

 物語としても超1級品だが、本作最大の魅力はキャリーを演じるクレア・デインズの一挙一動だ。キャリーは双極性障害を患っている設定だが、クレア・デインズ本人が双極性障害なのでは?と疑いたくなる凄まじい演技の数々。

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出展元:Homeland (2011-)

 重厚感のある作品なので、人によっては受け付けない可能性もある。ただし、1度物語に取り込まれると永久に抜け出せなくなるほど中毒性のある作品なので、1度トライしてほしい。

最後に

ここで紹介した作品は、自身を持っておすすめできる最高の作品の数々です。もし未視聴の作品があれば、1度お試しください。